2018年11月17日の心の糧


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分岐点

森田 直樹 神父

今日の心の糧イメージ ふと気が付くと、カトリックの神父になって25年、年齢も50歳代に入っていました。心はまだまだ若いつもりですが、無理がきかない身体になってきています。

今までの歩みを少し振り返ってみると、さまざまな人生の「分岐点」が見つかりました。

幼少期に病弱で、名医と言われる先生の近所に引っ越したこと。小学校への1日入学で、あこがれの先生と出会ったこと。中学受験の抽選で落選し、考えてもみなかったカトリックの学校に入学したこと。多感な高校生の頃、時の教皇ヨハネ・パウロ2世が来日され大きな感銘を受け、不思議と自らが洗礼のお恵みへと導かれたこと。尊敬していた神父様のお通夜の席で、司祭への道を考え始めたこと等々です。

その後も数々の出会いときっかけがあり、私自身の人生の「分岐点」がありました。たいていは、思いもかけない出会い、出来事があり、今まで考えもしなかった場所で、ご奉仕させていただくことになったのです。

私の先生だったある神父様は、次のようによくおっしゃっていました。「人生には様々な曲がり角があり、そこにいつも神さまが待ち伏せておられるのだ」と。

今までの人生の「分岐点」には、神さまが待ち伏せておられ、その見えない手をもって、私を導いてくださったことになります。

これから、どれだけこの世の人生があるか分かりませんが、おそらく、数々の分岐点に直面していくことでしょう。そんな分岐点には、必ず神さまが待ち伏せておられ、私を導き続けてくださるのでしょう。

人間1人1人をお創りになった神さまは、いつも、そして特に、人生の分岐点で私たちを支え、力強く導いてくださるのです。その御手に自分自身を委ねていきたいものです。