私自身、進学や結婚には選択肢がありましたが、自己責任で決意したので、今振り返ると大した分岐点ではありませんでした。私が人生の分岐点であったと合点する出来事は3回あるのですが、不思議にも必ず神の御手を確信する体験でした。
神様のご計画としか思えないような偶然の出会いや、突然呼び出されての旅行、何気なく手に取った本のメッセージに何度共に居て下さる神様を感じたことでしょうか。分岐点の一つが「鎌倉のキリシタン」の殉教の歴史画の完成です。
ある深夜のアトリエでの体験を、神父様にお話ししたところ、10年後、画集の出版に際し「神の絵筆」と題名をつけてくださいました。心のともしびの原稿執筆者に加えて頂いた事も分岐点でしたので、古稀の記念画集は「絵筆が灯す光」と命名しました。