神さまも、きっと同じようなまなざしで天国からわたしたちを見ておられるに違いない。自分では何もできない子スズメのようなわたしたちが、ときに転び、ときに迷いながらも精一杯に生きようとしているのを、神さまは天国からやさしく見守ってくださっている。そして、「がんばれ」と心からのエールを送り、必要なときには助けを与えてくださるのだ。
「何をやってもうまくゆかないし、こんなわたしでは神さまでさえ愛想をつかすに違いない」と、つい考えてしまうこともあるが、そんなことは決してないはずだ。何もできない子スズメたちでさえ、ただ精一杯に小さな命を生きようとしているだけで、たまらなく愛おしく見える。まして、精一杯に生きようとしているわたしたちを、神さまが見捨てることは決してないはずだ。子スズメたちに負けないくらい、命を輝かせながら毎日を生きてゆきたいと思う。