聖パウロの言葉によりますと、信者になるために洗礼を受けた時、私たちはキリスト様と共に死んで、キリスト様と共に復活します。つまり、それまでの罪がゆるされるだけでなく、新しい生命を受けて、超自然的に神様と結ばれます。
私たちの人生は復活の繰り返しです。毎晩寝る前に私たちはその日の恵みを神様に感謝し、反省し、悔い改めます。そして眠り、あたかも死んだ人のようになって、次の朝を迎え、新しい力を頂いて復活し、その新しい一日を神様に捧げます。また、カトリック信者は、毎日曜日にキリスト様のご復活を記念してミサ聖祭に与り、新しい1週間を神様に捧げます。
私たちはいずれ皆死にますが、それは肉体の死であって、本当の終わりではありません。信仰と愛に満ちた人たちは、キリスト様と共に永遠の生命を受けて、復活します。
私たちは誰でも、いろいろな苦しみを耐え忍ばねばなりませんが、その苦しみをキリスト様と共に犠牲として神様に捧げるなら、天国の終わりなき喜びに入ります。この意味で、キリスト教は復活の宗教であり、楽観的な宗教とも言えます。
今、この時を、積極的に明るく生きる人生にしたいものです。