「仏の顔も3度まで」と言われますが、3度ゆるせるなら、あなたは仏のように優しい人かもしれません。
でも、それ以上になると、どうでしょう。
「これで連続6回目。あいつ、何を考えてるのか!」と、私なら多少腹が立ってくると思います。
それでも、イエスは「ゆるしなさい」と言われます。
弟子のペトロが、「主よ、兄弟が私に罪を犯したなら何回赦すべきでしょうか。7回までですか」と聞いたとき、「7回どころか7の70倍まで赦しなさい」と言われたのです。7の70倍、つまり何度でも、限りなく、ゆるしなさいと。(参・(マタイ18・21~22)
こんなとんでもなく難しいことを臆面もなく言えるのは、イエスが神だからです。
約束を忘れた程度ではなく、明らかに自分を侮辱したり、悪意をもって嫌がらせをしたりする人を、心からゆるすのは、誰にとっても大変難しいことです。
でも、神は、私たちが悔い改めれば、いつでも何度でもゆるしてくださいます。
父なる神がイエスを人としてこの世に派遣されたのは、私たちの罪をゆるし、あがなうためでした。十字架の犠牲によって、私たちはあがなわれ、永遠の幸福に至る門が開けたのです。
この慈悲深い神様に感謝しながら、私も慈悲の心をもって人に接し、心からゆるせる人になりたいと思います。