2018年02月16日の心の糧

とりなし

新井 紀子

今日の心の糧イメージ 私は4人姉妹の三女として生まれました。今年の秋、古稀を迎えました。古稀のお祝いをしようと横浜に住む私の姉妹3人が函館郊外の大沼に集まってくれました。久しぶりに会った私たち姉妹は、思い出話やちょっとした失敗談などの話で大笑いするのでした。

こうして姉妹が仲良く過ごせるのも父の遺言があったからだと私は思うのです。

父は、今から30年ほど前に亡くなりました。父の遺言はただ1つ「姉妹仲良く」でした。

30年前、私たち姉妹はそれぞれ結婚し、別々に暮らしていました。父が春と秋に誕生会を開いてくれました。しかし、全員集まることができませんでした。子供たちが病気で家を離れることができなかったり、婚家の両親の病気や介護にかかりきりだったりして、お祝いどころではなかったのです。そんな状態の姉妹を父は心配していたのでしょう。病気で死期を悟った時、私たちに「姉妹仲良く」という遺言を書いたのだと思います。

その後、姉妹の子供たちは成人し、親から手が離れるようになりました。しかし、家庭の事情で甥や姪の結婚式にも出席できない姉がいました。出席した私たち姉妹は、「残念ね。出てこられるようになると良いわね」と口々に言ったものでした。

父が亡くなって30年が経ちました。いろいろな事情で集まれなかった姉が先頭に立って計画を立て、遂に4人全員が集まることができたのです。姉の希望だった函館山からの夜景は、天候に恵まれ、それはそれは美しかったです。帰る日まで周りがあきれるほど、よく話し、よく笑いました。

こんな幸せな日を迎えられたのは、父が、バラバラになってしまいそうな私たち姉妹のために、とりなしを祈ってくれていたからに違いありません。

2018年02月15日の心の糧

とりなし

湯川 千恵子

今日の心の糧イメージ 「とりなし」のテーマから、マザー・テレサの次の詩を想いました。

『人は不合理、非論理的、利己的です。気にすることなく、人を愛しなさい。あなたが善を行なうと、利己的な目的でそれをしたと思われるでしょう。気にすることなく、善を行いなさい。目的を達成しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。気にすることなく、やり遂げなさい。良い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。気にすることなく、し続けなさい.あなたの正直さと誠実さが、あなたを傷つけるでしょう。気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい。あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。気にすることなく、作り続けなさい。助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。気にすることなく、助け続けなさい。あなたの最良のものを、世に与えなさい。蹴り返されるかもしれません。でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい』。

この詩は彼女の人生体験からにじみ出た愛の勝利の賛歌であり、弱い私たちへの力強い励ましのメッセージだと思います。

マザーがインドで、たった1人で始めた貧しい人々への愛の奉仕活動は、無理解な中傷や妨害に遇い困難を極めました。しかし彼女はめげず、全ての人に注がれている神の無償の愛を、目の前の貧しく見捨てられた人たちに注いだのです。すべての人に、人としての尊厳と愛の安らぎを感じて欲しかったからでしょう。

ひたすら神の愛を信じて奉仕し続け、そして愛は何よりも強く、人の心を満たして幸せにすることを世界に証明しました。ノーベル平和賞受賞はその証しでしょう。

私も少しでもマザーに倣い、周りの人に愛の心で接したいと思います。


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