4人と病のために寝たきりとなった人との関係は記されていませんが、よほど親しい人なのでしょう。器物損壊という無茶を冒してでも、イエスがおられるこのチャンスを逃すまいという必死さが伝わってきます。4人の精一杯の行動の結果、イエスの力が働いて、病人は癒されたのです。「すぐに床を担いで、皆の見ている前を出て行った」という恵みをいただくことができたのです。(同2・12)
事件や事故を起こしたわが子のために、被害者に深く頭を下げて必死で謝罪する姿を見て、子どもが回心したという話を耳にします。私たち自身に子どもを変えるだけの力がなかったとしても、全身全霊を注ぐことによって、神の力が働いて、子どもたちが変えられていく、このことは真実なのだと思います。教師や親が変われば子どもは変わるのです。