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子育ての実り

遠山 満 神父

今日の心の糧イメージ

親は、子供がどのように成長していけば安堵するのでしょうか。価値観の多様化している現代において、これを一言で表現することは困難なことですが、共通して言えることは以下のようなことではないでしょうか。

子供が親元を離れ自立して、より良き人生を送ること。それにはまず、模範となる人が子供の身近にいてくれるという事。また子供の支援者がいてくれる事。更に子供が、人生における良き同伴者を見出してくれること。加えて、子供が自らの愛を注ぐ対象、親から見て孫のような存在がいてくれること。子供が、模範となる人、同伴者、支援者、被支援者に囲まれて生活しているのを見る時、親は安堵し喜びに満たされるのではないでしょうか。ただ、家族の形態、個人の生活形態が多岐に亘っている現代においては、そのような環境の下で生活する人は、稀有な人と見なされます。

それでは、このような人生は、絵に描いた餅に過ぎないのでしょうか。そうではないと思います。

キリストを見出す人は、全てを見出すことができるからです。キリストは、神に似せて創られた私達人間にとって最高の模範であり、「世の終わりまであなた方と共にいる」(マタイ:28・20)と約束された、私達の人生の同伴者であり、「疲れた者、重荷を負う者は誰でも私のもとに来なさい。休ませてあげよう」(同:11・28)と仰った、私達の支援者です。更に、「私の兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、私にしてくれたことなのである」(同:24・20)と仰る方でもあります。

実にキリストこそが、「自らの苦しみの実りを見、それを知って満足」(イザヤ:53・11)しておられる方、「子孫が末永く続くのを見る」(同:53・10)方です。

キリストに従うことによって、私達もその喜びを頂きましょう。