「神さま、"あなたと出会う人が、自分より成功するように祈りなさい"といわれたけれども、何回でしょうか?」と祈った。
すると、主イエスにペトロが「兄弟を何回赦すべきでしょうか」と聞いたところが心に響いた。「7回どころか7の70倍までも赦しなさい」。つまり490回・・、これなら私が今から死ぬまで出会う人が、自分より成功するように祈るのと同じではないかと思った。
本当に嫌いな人と、すれ違う時に目を閉じて、無理やり祈った。この祈りは、たちどころに聞き入れられ、嫌な人が素晴らしい仕事をした。
「イエスさま、ずいぶんじゃありませんか。私は小さなミスをたくさんして、信用をなくし、あのイヤなやつは有頂天!」。
しかし、なぜかあの「ゆるしの秘跡」の償いのわざは忘れようと思っても、私の心に住みついてしまった。あれから毎回、心中穏やかではないが、繰り返し繰り返し、祈っているうちに、十字架刑にあった罪のないお方の復活の命に与っていることに気づいた。