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クリスマスに学ぶ

ハヤット 神父

今日の心の糧イメージ

クリスマス。キリスト様の誕生日が近づきますと、私は、光、喜び、平安、そして愛について様々な思いが心に浮かびます。

聖書によりますと、キリスト様がお生まれになった時、東の国の博士たちは、特に光り輝いている星によって、ベトレヘムに案内されました。その星はキリスト様の光のシンボルです。

キリスト様はご自分のみ教えを人々に伝え、世の光として人々の心を照らすために人となられ、ベトレヘムでお生まれになりました。

次に考えるのは喜びです。キリスト様がお生まれになった時、ベトレヘムの近くで羊の番をしている羊飼いたちに天使が現れ、「すべての民に及ぶ大きな喜びのおとずれをあなたがたに告げる。きょう、ダビデの町に、あなたがたのために、救い主がお生まれになった」と言いました。(ルカ2・10~11)

アダムとエバが罪を犯した時から、人々は罪のために苦しんだり悩んだりして、救い主がおいでになる時を期待していました。その時、キリスト様が救い主としておいでになって、すべての人々の罪を贖われたことは何よりも喜ばしいことでした。

3番目に考えるのは平安です。一人の天使がキリスト様の誕生を知らせてから、大勢の天使が現れて「いと高き天においては神に栄光、地においてはみ心にかなう人々に平安」と歌いました。(ルカ2・14)つまり、キリスト様のみ教えに従って神様のみ旨にかなう人々が、キリスト様の光によって心の平安を感じるということです。

もちろん、クリスマスの光と喜びと平安は、キリスト様の無限の愛によって与えられます。この4つのこと、キリスト様の光、喜び、平安、そして愛をよく考えると、クリスマスの精神がよく分かり、大切なことを学ぶことが出来るのです。