大きくなった私たちはどうでしょうか。子どもの頃、色々な人と「お友だち」になることは易しかったかも知れません。喧嘩をしても「お友だち」との仲直りもし易かったかも知れません。でも年を取るにつれて次第に難しくなり、気付くと孤立して「ぽつん」と1人になっていないでしょうか。色々な方と親しく接している様に見えても、実は無難に接しているだけだとしたら、寂しいですね。
「お友だち」。言葉に出さなくても、握手しなくても、心の中で相手の方のことを大切に想い、受け止めて、接していくなら、良い関係のうちにその方と過ごしてゆけるのではないでしょうか。たとえ最初のうちお互いに苦手だったとしても、少しずつ、少しずつ、良い関係へと変えられていくでしょう。
子どもたちが、挨拶をして、手を握って、次第に沢山のお友だちが増えてゆく。そんな光景を思い浮かべながら、ふと気がつくと沢山の人と手をつなぎ、ともに歩んでいる。そんな私、私たちになってゆければ良いですね。