必ずしも仕事と思っているわけではないのですが、この「心のともしび」の原稿を書かせていただくことは、私にとっては、とても有り難いことです。なぜなら、自分が出会って...
必ずしも仕事と思っているわけではないのですが、この「心のともしび」の原稿を書かせていただくことは、私にとっては、とても有り難いことです。なぜなら、自分が出会って...
大学の工学部に入学した私は、将来は研究者になろうと考えていました。月曜日から土曜日まで大学で勉強し、日曜日は教会でミサに与り、小学生の教会学校や中高生会のお世話...
仕事とは何か、定義しようとすると、意外に難しい。辞書の上では、仕事とは「する事。しなければならない事」となっている。私たちが住む現実の社会では、「生活するお金を...
「老いてなお・・・」という言葉には、その次に、ほめ言葉が来てもいいし、皮肉めいた言葉でも構わない、どちらにも使える文言です。講演をお頼まれして行くと、出迎えの人...
老いてなお、自分の周りに人が集まってくるには、語るべきもの、見せるべきもの、教えるべきものを持っているかどうかだとは、よくいわれることである。私を例にとると、コ...
何事も億劫になることなく、新しいこと何にでもチャレンジできた若い頃。その時と比べて、今では無理がきかなくなってしまった。また、何かと尻込みをしてしまい、おまけに...
私の人生は、「人生の四季」を思わせるような時の流れだったような気がします。幼い時に両親を亡くしたせいか、中学生の頃に教会を訪れ、フランシスコ修道会の神父になる道...
老いるにも意味が・・あるにちがいありません。あらためて、こう正面切って「老いることの意味とは?」と考えることはありませんでした。たぶん、逃げていたのでしょうね。...
よく行くラーメン屋がある。カウンター席とテーブル席が2つある店だ。このラーメン屋には様々な人々が集まってくる。仕事帰りのサラリーマン、女子大生、老人、アルバイト...
日本には2015年現在、100歳以上の人が5万人も生存しているとの事です。その中の1人で前衛抽象書家の篠田桃紅氏が、そのものズバリの「103歳になってわかったこ...
季節が春から夏へひらかれ、秋へと熟し、やがて冬となって、静かに澄み渡っていくように、人も生まれ、成長し、老いていく。>老いとは人生の季節の一つであり、老いるとは...
以前働いていた老人ホームで、今も心に残っている場面があります。仕事が早く終わった私は、半身不随のおばあさんが乗る車椅子を押して芝生の庭に出ると、西の空にとても美...
神父の主な仕事の1つは、ミサの中で説教することだ。聖書と首っ引きで原稿を準備し、少しでもいい説教をしようと頑張っているが、どんなに準備しても年配の神父さんにはか...
私の父母は末っ子で、私も末の方に生まれたので、祖父母の味を知らずに成長した。23歳で結婚し、夫の家族と同居した時、80歳の祖母がいて、亡くなるまでの2年半、一緒...
年齢的に老いることは、否定的なことばかりではありません。私が敬愛してやまないある女優さんは80歳ですが、子どものような初々しい心をもっています。彼女のレギュラー...
今頃になって思い出されるのは、その場その場で父が口にした言葉です。何十年も前のことであっても、昨日のことのように鮮明に記憶に残っているのはどうしてでしょう。あの...