こうして私は乗り越えたと思いました。しかし、変化が起きていたのです。契約が切れると最も好きだった「書くこと」に自信を失い、何か書こうと思って始めても言葉を選べなくなったのです。
そんな私に、神さまのヘリコプターがやってきました。パタパタパタパタと音を立てて救助隊員が降り立ちました。これは初めてのことではありません。私が力を落とすと、神さまは必ず助けを送ってくださるのです。この時は、以前、出版した本の読者から熱烈なファンレターが届きました。返事を出すとすぐに心のこもった温かい手紙が来ました。この天使は毎週手紙をくれて、私の文の良さや魅力を教えてくれました。私は報道には向きませんでしたが、創作をしたり、随筆を書いたりすることは以前と何も変わっていないことを思い出しました。
1年後、私は自分を取り戻しました。今も神さまに相談しながら、2人3脚で文章を書き続けています。