教育の場でもあるいは会社のような組織の中でも、リーダーシップには「鬼の何とか」と『仏の何とか』の「2人3脚」があるとうまくいくといわれます。鬼の役だけでも仏の役だけでもうまくいかないことが多いものです。厳しいことを言う鬼役とやさしい言葉をかける仏役とがコンビを組むとうまくいきます。時にはみんなの前で意見が対立することも必要な場合があります。
しかし、ともすると鬼役は嫌われるから、あまりやりたがらないものです。時にはこの「青鬼」のようにその場にいられなくなってしまうことさえ生まれます。その場合にもっとも必要なことは「仏役」の「鬼役」への理解と支えなのです。
お互いの役割の違いを十分理解しながら、時には厳しく対立することもあるけれど、深いところで信頼の絆で結びついている関わりがあって、この「2人3脚」はうまくいきます。