結婚生活も<2人3脚>の歩みであり、全く違う環境で育ってきた2人が1つ屋根の下で暮らすわけですから、夫婦の絆が育まれるまでの間には、ぎこちなく歩む日々もあるでしょう。ですが、共に生きていく上で、お互いの協力は必要不可欠です。私の妻は姉さん女房なので面倒見がよく、日々助けられる場面は多いのですが、それでも、精神的な部分や、時に妻の苦労話に耳を傾けることで、お互いの存在が必要なのだ、と感じます。そんなとき、目には見えない神様は、私達夫婦をそっと見守りながら、歓びのまなざしを注いでくださっている気がします。
人間にとって本当の孤独とは、誰からも必要とされないことであり、夫婦に限らず、この世にたった1人でも自分を必要とする誰かを見出すとき、人は孤独から脱却し得ると思うのです。
もし、心からイエスに祈り続けるならば、今日という日に出逢う誰かの中に隠れているイエスを見出すでしょう。その瞳は無言の内に、言葉にならぬ想いを語っています。〈私はあなたと共に歩きたい・・・〉と。