その彼女が私にいいました。
「まず、人に話してみること。駄目なら別の人にあたってもいいし、別の機会を待ってもいい。自分一人で抱え込んでいても解決にはならないから」
ただし、心を開くには自立が伴います。どんな素晴らしい人でも一人に頼りすぎると相手が重たくなり、いつか疲れてしまいます。「私はここまでやれるけど、そこから先が困る」といった頼み方が重要になります。彼女と付き合ううえでも、そうした自立心が求められます。でも実は、それは頼る側の尊厳を認めることになります。べったり頼るのでなく、自分に責任をもったうえで心を開くことが大切なのでしょう。
神様との関係においては、すべてをお任せするしかない場合もあるため、そうもいかないことが多くあります。でも、たった一つでも自分にできることを見つける姿勢を忘れなければ、神様は見逃さずにそれを突破口にしてくださいます。私はそのことを、何度も経験しました。そして、そこで育った自立心を活用して心を開くと、良い友達に恵まれることも学んだのです。
自立心を忘れずに心を開くとき、道は開ける。私はそう信じています。