心を開く。私たちはどの様なイメージを持っているでしょうか。 南米の若い聖人、ロス・アンデスのテレサの日記に、こんなエピソードが綴られています。
「先生のシスターがお菓子をお配りになった。私には小さいのをくださったので、口惜しくなって捨ててしまった。シスターは後からもう一つくださろうとしたが、受けとらなかった。よいイエス様こんなに卑怯な私をどうお思いになりますか?ゆるしてください。この次はもっとよくいたしましょう。」
若い彼女が、目に見えない神様に向かって、率直に自分の心を打ち明ける、自分の心を開く、そんな姿が目に浮かんできます。
心を打ち明けられる存在、心を開くことのできる方と、心を通わせることは、かけがえのない大切な時なのでしょうね。きっと。
その方はお友達かもしれません。ご家族かもしれません。テレサの様にイエス様かもしれません。人によって様々ですが、そんな方に受け止められながら、今度は誰かを受け止めながら、ともに歩んでゆく。
心を通わせる時を大切にしながら、今日という一日を大切に歩んでゆければと思います。