常に身近に感じる聖母マリアですが、世界的に知られる南フランスのルルドで19世紀に起きたマリアのご出現の奇跡はじめ、世界各地で起きているマリア様のご出現によって、マリア様への親近感が益々強くなっています。日本でも、1973年から1975年にかけて、秋田市にある女子修道院、聖体奉仕会で木彫のマリアさまを巡り不思議な奇跡が起こり、当時の新潟教区の伊藤司教はバチカンに諮問し、1984年、これを奇跡と認め、聖母のメッセージを承認しました。このメッセージは、1917年、ポルトガルのファティマにご出現の聖母のメッセージと同じ、人類への警告で、秋田の聖母は、101回、涙を流され、「教皇、司教、司祭はじめ、人々の悔い改めのため祈りなさい。世の人の多くは、主を悲しませています」と、その悲しみを一修道女に訴えられたのです。
私たちのいのち、喜び、希望である聖母、その警告を謙虚に受け止め、祈りの生活をより大切にしたいものです。