このような時には、特に勇気と励ましが必要で、家族や親しい友だちなどに相談することによって、励まされることがあると思います。
ここで、もう一つの方法として、私は特に聖書を読むことをお薦めします。というのは、聖書は人生の手引きだからです。
イエズス様の生涯は励ましの生涯でした。イエズス様は奇跡を行うことによって、また、すべての行為と言葉によって神様の愛を示し、人々に勇気を与え、励ましてくださいました。
気持ちが落ち込んで自分が駄目だと思えるような時、聖書を開いて、ゆっくり2、3ページ読んで、その意味をよく考えると、勇気が出て元気になる箇所がたくさんあります。手元に聖書がない時のために、少しご紹介しますので、時々思い出してみましょう。
イエズス様が天国へお昇りになる前、弟子たちに「わたしは世の終わりまで、いつもあなたたちとともにいる」とおっしゃいました。【マタイ28・20)またある時、「重荷を負って苦労している者は皆、わたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイ11・28)と、人々をお招きになりました。
聖書の中にこのような励みになる言葉は沢山あります。
そして、「『今日』という日が過ぎ去らないうちに、毎日、互いに励まし合いなさい」とあるように、できるだけ人々を励ますように努めるべきではないでしょうか。(ヘブライ人への手紙3・13)