ストレス解消法

中井 俊已

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現代はストレス社会。どうすればストレスを克服できるのでしょうか。

三つほどご紹介します。

一つ目は、精神科医で作家だった斎藤茂太先生に教えていただいた方法です。

その長年のご経験から、本にいろいろと書いていらしたのですが、それは簡単に言えば、「好きなことをする」ということです。

スポーツが好きな人はスポーツをする、あるいは観る。旅行が好きな人は旅行に行く。食べるのが好きな人は、まあほどほどに好きな物を食べる、という具合に。確かに自分の好きなことをすれば、気持ちが開放され、ワクワクウキウキして、悩みも疲れもふっとんでしまうのですね。

さて、二つ目のストレス解消法。これは一つ目とも関係あるのですが、笑うことです。

私はたまにラジオで落語を聴いたりするのですが、面白くて良く笑います。他にも好きな映画「男はつらいよ」のシリーズは、何度見ても大笑いします。笑った後は、やはり気持ちがパッと晴れて元気が湧いてくるものです。近年、笑うことはストレス解消や健康に大変よろしいと医学的に証明されている通り。「笑う門には福来たる」ですね。

さて、三つ目のストレス解消法は、最もお勧めです。それは祈ること。祈るとは、神樣と共にいること、語り合うことです。

いやいや、祈りは退屈だと思う人がいるかもしれません。しかし人間でも愛し合う者同士は、いっしょにいるだけで嬉しいし、ありふれた言葉を交わし合っても、心は満たされていくものではないでしょうか。

神樣は私たちが大好きですから、私たちのほうも神樣を好きになれば、祈りはきっと心に深い喜びをもたらすようになるでしょう。

できれば教会や静かな場所で、神樣に心を向けてみてはいかがでしょうか。

ストレス解消法

三宮 麻由子

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長年通っている鍼灸の先生が、面白いことを教えてくれました。

「実際には治っていても痛いことがあるわけよ。そんなときは、ほら、こうして、小さい針をバシバシバシって打つじゃん、これで感覚が変わって痛みが引くんだよ。どう? 治ったと思わない?」

不思議なことに、本来治っている場合は、これで本当に治るのです。

これにヒントを得て、ストレス解消法を少しずつ工夫してみました。

ひとつの方法として、ストレスからあえて目を逸らし、別のことに集中すると、私の場合は効果があるようです。集中は、ある意味で別のストレスですが、集中できるということは、好きなことでもあるわけです。

遊んだり、ストレスのかからない趣味に避難するのも良いのですが、それが終わってまたストレスに向かうと、きつさが倍増してしまいます。

たとえば仕事や掃除、何かの練習、前々からやろうと思っていて手が着いていないことなど、ある程度のストレスを伴う「好きなこと」は、避難とは違った効果があるような気がしています。

祈りも良いのですが、神様にお願いするだけだと、それが叶わなかったときにまたストレスになってしまいます。どう祈るかの答えは無数にあるでしょう。

私は、とにかく神様に「ぶっちゃける」ことだと思っています。怒りも恥ずかしい思いも、心のなかに住む悪者も自分の罪もまっすぐ見つめ、何もかもお話するのです。そして、どうにかしたいから助けてください!と言ってみる・・・。自分で動く意志があれば、神様にも助け様があるのではないか、と思うのです。自分で動く決意も、先ほど触れた「別のストレス」に含まれるでしょう。

ほかの方法も工夫してみたいところです。


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