信じると見えてくる世界、例えば、末っ子の私の場合、6つ以上も上の兄姉からしばしばからかわれ「高ちゃんは橋の下で拾われた子だよ」と言われ、本気で悩んだものです。親に云いましても笑うばかりで、相手にしてくれません。その悩みから解放されたのは、親の言葉「高ちゃんは本当に私達の可愛い子供ですよ」を信じたので、親の愛が見えてきたわけです。
「自分の死とその後の世界」というストレスの私の解消法は信仰の力です。そして、心理療法の中では、「信じて見えてくる世界があること」を巡る対話です。どんなに疑い深いタイプの人でも、どんなに人生に希望を感じないタイプの人でも、人間の心の世界の中に「信じると見えてくる世界」が存在する現実を認識すると、どんな生育史上辛い想い出を所持する人でも、明るく元気に爽やかに生きだす現象を私は沢山体験し、愛である神様の神秘に感動しています。