とても有名な聖歌で「慈しみ深き」という歌がとても好きなのですが、その歌詞は、どこをとっても、本当に素晴らしいと思います。「慈しみ深き友なるイエスは、我等の弱きを知りて哀れむ。世の友我等を捨て去る時も、祈りに答えて、慰め給わん」というところなど、涙が溢れます。いつでも、私たちとともに、困難を背負って下さろうとしておられると思えるのです。
なんだか、ストレス解消などという、はなはだ現実的な言葉について、こういうことを持ち出すのは、申し訳ないような気もしますが、「我等の弱きを知りて哀れむ」というのですから、それでいいのではないかと思うのです。なんと身勝手なのだろう、と思いもしますが、やはり、いつも、どんな小さなことにも、助けを求める習 慣をつける方がいいのではないかと思います。なぜなら、それはやがて本当に大きな困難の固まりになるのかもしれませんから、その準備でもあるでしょう。
自分だけでなんとかしようとしない。そして、自分だけが大変なのだと思わない。この二つが、とても重要なことのような気がします。