現代社会の多くの人は、「ストレス」状態にある自分を無視し、労わることを知らないように見えます。自分自身と深く向き合うことも少ないのかもしれません。もし自分の気持ちに正直になり、思いっきり泣いたり、怒ったりできるなら、それだけでも随分スッキリするものです。自分に必要な休養ーー歪みのない本来の自分を取り戻す時間をつくること、ストレスの中で何かをやり遂げた時なら、自分に何かご褒美をあげること・・・例えばゆっくりとお茶を飲み、音楽を聴く、好きなお菓子をいただくことなど・・・も忘れないようにしたいと私は思っています。
特に私は、意識的に、こころ赦せる人と共に息抜きできる楽しい時間を持ち、ありのままの自分を飾らずに分かち合う時を大切にしています。本音を話すことで、それ自体がストレス発散になります。同時に、誰か他の人に理解し共感してもらうことによって、落ち着いた気持ちで自分を客観視することができるようになります。
私にとって、こころ許せる人というのは、信頼のできる友人だけではありません。私のことを私以上にご存じである神様に祈ることもあります。「祈り」とは、心からの語り合いであり、本来の自由な自分に戻される何よりの時だと、私は感じています。