実際の道ではなく、人生の岐路であればと考えると、その選択は簡単ではありません。多くの人が行く広い道は、安定して快適な人生を象徴しているのでしょうか、細かい分かれ道の誘惑に生涯悩まされそうです。別の生き方があったのではとか、引き返す事も出来たのだから、別の体験をしたかったとか。
大きな岐路ならば、私はまず少数派、即ち、未知数の多い方へ進みます。私自身は岐路どころか三叉路や十字路に、立たされた事もありました。今迄の経験が通用しないような分野を選択する事で、どれだけ人生が広がったことでしょう。そして周囲の人々のアドバイスや先人の生き方を参考にする事で、自分を謙虚に見つめ直す事が出来ました。
「しかし命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない」(マタイ7・14)