それは、マリア様が望まれていることです。フランスのルルドにご出現されたときから、マリア様は少女ベルナデッタとともにロザリオの祈りを唱えられました。そして、ある時は、悲しそうな声で「罪人のために祈りなさい」とおっしゃったそうです。
また、5月13日はポルトガルのファティマで3人の子供たちにマリア様がご出現なさった記念日です。4回目のご出現のとき、こうおっしゃっています。「毎日ロザリオの祈りを続けてください。罪人のためにたくさん祈り、償いを捧げてください」
罪人とは、まず自分自身かもしれません。家族や友人や同僚かもしれません。私たちの慈悲深い母親であるマリア様は、祈ることで私たち皆が救われることを切に望んでいらっしゃるのです。
マリア様はその母性愛から、この世の旅を続けている私たち、危険や困難の中にある私たちが、天国に到達するまで、愛情深く見守り配慮し続けてくださいます。それは、この世の母親がわが子を愛する以上の愛でしょう。
神の御母であるマリア様に取り次ぎを願えば、きっと神様は私たちを助けてくださいます。私たちを元気づけ勇気づけ、ときには誰かの回心のために大きな恵みをくださるでしょう。私が回心の恵みをいただき、これまで信仰を守ってこられたのもマリア様のおかげなのです。