こんな寓話があります。
ある田舎町に一人の貧しい男が住んでいました。そこに一人の旅人が立ち寄り、一夜の宿を求めました。男はぶつぶつ不平を言いながらも、彼を泊めることにしました。翌朝、旅人は出立する前に、男に対し「あなたは貧乏で、みじめで、不幸であるということを、昨晩私に話されました。しかし、あなたはこの屋敷の土地の中に莫大な財宝が隠されていることに気づいていません。それを掘り起こして、その財宝をお使いになったら、あなたは非常に豊かな人になるでしょう。私の言うことを信じて、耕してみなさい。」と言って立ち去って行かれました。男がその言葉を信じて掘ってみたところ、信じられないくらいの財宝を発見しました。
この寓話が教えていることは、人間の魂という内部には、無限の宝が潜んでいるということです。