スーパーの前には、毎朝配送のための大型トラックが停車しています。運転手がリフトを使って、食料品満載のワゴンを店内に運び入れています。産地からの運搬や仕分け作業が、夜を徹して行われているのです。固く閉ざされた商店街にあって、パン屋さんには、早、できたてのパンが並べられています。早朝から丁寧に掃き清めてくれる方々のおかげで、街はごみ一つない美しさを保ち、凛とした雰囲気を醸し出しています。ほうきを小脇に抱えながらお地蔵さんに手を合わせる姿は、自然体で心和む光景です。
それにしても、朝の清々しさはどこから来るのでしょうか。ひんやり冷たい空気は、心を洗い清めてくれるようです。
聖書に「泣きながら夜を過ごす人にも、喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる」(詩編30・6)とある通り、神が私たちの心と体の疲れを癒し、再出発を祝福してくれているのを感じます。
「今日1日が素晴らしい日となりますように」と祈る、チャペルでの毎朝の祈りから、私の校長の仕事がスタートするのです。