この出来事で、わたしが得意になったわけではありませんが、彼らが難しい数学の問題が解けて、自信を持ったことが嬉しかったのです。
そのうちの一人は、卒業後、近所のひとたちにも、町のためにも随分良いことをした、と同級生から伺い、写真も見せてもらいました。亡くなる前に、一度彼に会いたかったと思います。数学を教えてあげたということをきっかけに、彼が成績を上げて卒業できたことや、社会に出ても、地域社会のために貢献したことなど彼をたたえたいと思います。
ともあれ、人に良いことをしてあげたという行為は、心を輝かせてくれると思います。それから、学びというか、たとえば聖なる書物である聖書の一節でも読んで、その中身を味わうならば、心が清められ、照らされるでしょう。また、自己の向上を願って、一つのことでも根気強く続けていけば、内面が磨かれて、光輝くようになるでしょう。頑張ることです。