最近は、全材料を混ぜ合わせたものが売られていて、後は容器に移し替えるだけです。今年はそれを使ってみました。昔に比べたら嘘のように簡単ですが、大豆タンパクと塩・麹が時間と気温の変化によって分解され、豆味噌が醸成されてゆく過程は同じです。味の方はどうでしょうか?3年先が楽しみです。
昔から「味噌・醤油」は日本の食文化の基本調味料です。その味噌を自分の手の内に持っているというのは、何ともいえない心豊かな喜びがあるのです。
便利な電化製品がなかった昔の主婦たちは家事万端手作業で大変だったことでしょう。しかし「手前味噌」という言葉があるようにお隣とは異なる我が家の味噌を手作りし、家族の食卓を支え、愉しませているという自負と深い満足感があり、その顔は輝いていたのでは?と思われてなりません。