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私とロザリオ

湯川 千恵子

今日の心の糧イメージ

 今日も夕焼け空の下、緑輝く近くの自然公園を「ロザリオの祈り」を唱えながら小一時間歩きました。

 日没前の公園は、空や雲の色、里山の木々や池の面まで、毎日違った美しさがあり、陽の沈む時間も方角も季節によって変わります。そんな自然の移り変わりを愉しみながら「ロザリオの祈り」を唱えて歩くと、悩みや悲しみを抱えている時も心が落ち着いて、帰る時にはいつも明るい軽やかな気持ちに癒されています。だからこの公園は私の「祈り場」、そこでの夕方の散歩は、私の「天国タイム」となっているのです。

 『ロザリオはマリア様のお手手です。しっかり握って、「ロザリオの祈り」を唱えなさい。マリア様がいつも守って下さいます。』

 昔、お世話になったシスターに教えられて以来、喜怒哀楽、何につけても私は「ロザリオの祈り」一筋なのです。

 「ロザリオの祈り」は簡単に言うと、キリストが教えて下さった「主の祈り」と「聖母マリアへの祈り」を数珠を繰って唱えながら聖書に書かれたキリストの主な出来事を黙想する祈りです。

 夫を亡くした後、私はハヤット神父様の「心のともしび・聖地巡礼の旅」に参加して、その"キリストの主な出来事"の現場に立ったことで、「ロザリオの祈り」の黙想が身近になりました。

 この巡礼の旅の途中、マリア様ご出現で有名なルルドの洞窟の前で、見知らぬ外国人夫人から五色のロザリオをいただきました。その五つの色はオリンピックと同じく地球の五大陸を表し、世界平和を祈るロザリオだと後で知り、私の「宝物」となりました。

 夫が亡くなる時、四人の子供たちと「ロザリオの祈り」を唱えながら夫を天国に見送りました。私も子供たちと「ロザリオの祈り」を唱えながら天に召されたいと願っています。