戦後、東京の言問橋のそばに「アリの街」と呼ばれる一帯がありました。廃品回収を仕事とする人々が、助け合いながら共に暮らしていたのです。北原怜子さんは洗礼を受けた1...
戦後、東京の言問橋のそばに「アリの街」と呼ばれる一帯がありました。廃品回収を仕事とする人々が、助け合いながら共に暮らしていたのです。北原怜子さんは洗礼を受けた1...
「あなたの持っている最良のものを与えなさい。踏みつけられ、蹴飛ばされるでしょう。それでも与え続けなさい」というマザー・テレサの言葉があります。この切ない愛は、ま...
私は苦手なことの多い人間で、結婚してから、おにぎりを握ったこともないことに気付いて、大いにあわてた。うどんもそばも茹でたことがなかった。さらに夫は大の猫好きだが...
初めての教会でも、聖堂に入るといつもなつかしさを感じます。確かに神がおられる、という存在感が香りのように届くのです。なつかしいという思いは、以前出会ったことがあ...
聖書の中で神はインマヌエルと呼ばれています。それは「共にいる」という意味です。神さまはどんな時も私たちと一緒にいてくださる「人生の伴侶」です。私がエッセイや小説...
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を喜ぶ日です。ケーキを食べたり、贈り物をもらったりできるからというだけではなく、この日は、心がほんわかと温かくなり、世界中の...
忙しい毎日の中でストレスを感じることは多いものです。それぞれ各自にあった解消法をもっていることでしょう。私の場合、日常的な小さなストレスは、十分に睡眠をとり、時...
人は誰でも岐路に立つことがあります。三浦綾子さんの小説『塩狩峠』で起きた出来事を考えてみましょう。この話は実話で、長野さんという実在のモデルがいます。彼は鉄道の...
ときどき、天の国を思わせるような出来事を耳にすることがあります。これは十数年前に友人から聞いた話です。その頃友人は、一人暮らしの高齢者のために教会で準備した「食...
私は、聖母マリアに祈りの取り次ぎを願うとき、「ママ」と呼びかけます。いつ聖母が私の母になったかをよく覚えています。30代の時のことです。ある「母の日」、私は実家...