

健康の秘訣にと、毎日キャベツや納豆を食べ、糖質を制限し、あるいはジムやプールへ通う、そうしたことを実践する人々がいます。しかし、そういった人々の中にも、本当に健やかな人と、そうでない人がいると感じます。無理をすることでストレスを溜め、健康を損ねてしまう場合があるからでしょうか。
かつて私も、身体のため、あるいはダイエットのためと、エクササイズや食事制限を試みた時期がありましたが、残念ながら長続きはしませんでした。
そんなことをふり返りながら、健やかさの源とは「偏らないこと」ではないかと気づきました。言い換えると、それは「自由な」状態です。決して「どうでもいい」と投げ出す開き直りではなく、自分にはどうにもできないことにふり回されないことではないでしょうか。
身体にバランスの良い栄養が必要なように、心にも調和が欠かせません。身体と心は互いに影響し合い、一つの存在として響き合うものです。自分の中の「ハーモニー」を保つこと、つまり自分の限界や能力を正しく知り、無理をしないことです。しかし、心身ともに「生活習慣病」のような惰性の日常に流されていては、なかなかそこへは辿り着けません。
「自由な」状態とは、今の自分をできるだけ客観視することだと私は思います。何かに固執する時、人はつい弁解がましくなったり、自分を正当化したりと、不自然なふるまいに陥りがちです。
あるがままの自分を事実として受け止め、良し悪しの判断を下さずに、ただシンプルに眺めてみること。そんな「心の風通しの良さ」は、私たちに神様の慈しみ深い眼差しを思い起こさせ、健やかに生きるための本当の源を感じさせてくれるのではないかと感じます。