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多様性

熊本 洋

今日の心の糧イメージ

 最近「多様性」という言葉をさまざまな場面で耳にすることがあります。

 多様性とは、異なる特徴や特性を持つ人々が共存し、互いを尊重し合うことを意味するそうです。年齢、性別、ジェンダー、人種、国籍、宗教、障がいの有無、性的指向、価値観などさまざまな要因が含まれます。昔では考えもしなかった、思い浮かばなかったことが現代社会で重視されるようになりました。これは良いことであります。

 ですが、人間だれしも偏見を多少なりとも持っていて、このことを自己認識して、他者のアイデンティティーを尊重することは、難しくも大切なことであります。

 96歳の私は、現代社会の多様性の解釈についていけていないかも知れませんが、一人ひとりの特性は自分と違っていたとしても尊重しなくてはいけないと強く思っています。
 個人の「心の平安」、「世界の平和」のためにもこの姿勢は重要であり、忘れてはならないと信じています。

 今、多様な世界の中で一番大切なことは「平和」です。

 「心の平安」とは自分を自分として素直に自信を持って受け入れ、いつも穏やかでいられる事です。また、他者に対しても心を開き、あたたかい気持ちで接することではないでしょうか。

 「世界の平和」とは、異なる価値観や信仰を持つ人々がお互いの違いの恐れを排除し、互いに理解、認め合おうとする態度から生まれるものだと思います。

 聖書にある「義の実は、平和を実現する人々によって、平和のうちに蒔かれるのです」(ヤコブの手紙3・18)という言葉のように、私は信仰を持ち続け、変わり続ける世界が現在よりも平和になるよう、できることをやっていくつもりであります。