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多様性

村田 佳代子

今日の心の糧イメージ

 多様性(ダイバーシティ)とは、集団の中に年齢、性別、国籍、人種、宗教、価値観、性的指向、障害の有無など、異なる特徴や特性を持つ人々が共に存在し、それぞれの個性を尊重し合う状態を指します。

 この言葉が生まれた背景はアメリカ合衆国の公民権運動でした。
 リンカーン大統領の就任から南北戦争を経て歴史は流れ、キング牧師が登場して、漸く人種差別や移民政策に世界の関心が届くようになったのです。
 そして、オバマ大統領が選出される迄の長い歳月が人々の心に変化をもたらしました。

 我が国にあっても、身分制や職業差別などで、多様性を尊重しあえる社会に到達する迄には大変な時間がかかりました。

 今なお理解されていない面もありますが、2月・3月に開催された冬季オリンピック・パラリンピックでは、国や特性を越えて正に多様性を実感できました。

 今年は国際的なスポーツ大会が目白押しですが、選手達の活躍の中に個性豊かな多様性が見られることでしょう。
 また、9月・10月に開催予定のアジア大会、アジアパラリンピック大会も、多彩なアジア各国の人々の活躍と共に、それぞれの文化や歴史にも触れる機会になることと、期待が高まります。

 スポーツ界では、以前から多様性を認めることに積極的でしたが、昨今、芸術の分野でも多様性が尊重されています。

 個性豊かな音楽や美術作品には、人間ならではと思わせる表現があって、神様に造られた命、人間だからこそ出来る、A I が取って代わることは出来ないと思います。
 人間は何者にも代え難い存在、その尊厳を自覚できるのです。

 二十一世紀が既に四半世紀過ぎた今、ヨハネ黙示録を読み返し、私たちが反省して、世界の平和と地球環境の改善を、と祈るばかりです。