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多様性

シスター 山本 ふみり

今日の心の糧イメージ

 「みんな違って、それがいい。」正にそうだと思います。一人ひとりがかけがえのない存在だと言ってくれています。

 「みんな揃って、それがいい。」事もあります。組体操やマーチングなど揃っている調和感が人々を魅了します。それは普段出来ない事で息を合わせ、それを保っている一瞬だからで、それが長時間となると苦痛を感じるでしょう。
 人にはそれぞれ落ち着く程度の何かがあるようです。

 修道院という小さな世界でも、いろんな人の集まりのお陰でいろんなことが出来ます。バザーやコンサート、会食会、研修会、祈りの集いなど何となくやれてしまいます。誰かが何かを出来るお陰でそれなりにスムーズにいきます。

 恵みの多種多様性という重なり合いがそれらを成功させ、神の現存を感じます。やはりそれは多様性の一致の素晴らしさだと思います。

 聖書のパウロ書簡に「体は一つでも多くの部分からなり、体のすべての部分は多くあっても一つの体であるように、キリストの場合も同じである。」(1コリント12・12)とあります。

 多様性を持ちつつ、一つの体として成り立っていることを説明しています。本人が気に入る、入らないに関係なく、人にはそれぞれ役割がある事を伝えてくれています。

 そうです。私たちは一人ひとり欠けてはならず大事な存在なのです。一つ欠けると回らないし流れが止まって故障してしまうのです。
 「違いを認め合う」という心の受容性を最優先にできますように。
 弱さはカバーしたり、してもらったりすることで絆を深め、繋がりを強く出来ますように。

 弱さが強さになったり、その逆だったりもします。
 人の強みは弱さを認め合う強さなのだと心に刻みたいものです。