「言葉」は人を励まして生きる勇気を与えることも、反対に、これから良いことをしよう、と決心した人を失望させ、計画をやめさせてしまうこともできます。
「言葉」は人間の心から出るので、清い心からはよい言葉が出て人を生かします。
では、人を痛めつける言葉はどんな心から出てくるのでしょう。
自分の心の中がどうなっているのか関心をもち、もし、すさんだ気持ちでいるなら何が原因かを探ることは大切です。批判しないで話を聞いてくれる友人がいれば、ありのままに心の内を話していくうちに正直な自分の姿が見えてきます。心の状態が見えれば見えるほど、どこに原因があって、どうすればいいのかも次第にわかってきます。
人に内面を話すのが苦手な人は、神さまにお話すればいいのです。
まず、いつも聞いている音楽を消して一人になります。目の前に優しい方がいることを想像します。その方はあたたかい目であなたを見つめ、必要なら助けようとしておられます。その方、神さまは、私たちのどんな失敗にも驚かず、とがめたり、怒ったりすることがありません。その方に自分が今感じていること、嬉しかったことや怒りや後悔など何でも言ってみてください。話しているうちに泣いてしまうかもしれません。それはとてもいいことです。泣くと心が浄化され、気持ちが整理されるからです。涙は出なくても話したことでスッキリしたというのもいい結果です。
この素敵な経験の後で、他の人に会うと自然に笑顔になったり、親切な言葉が出てきたりします。これは「祈り」だからです。
聞いてくださった神さまから力が注がれたのです。
さあ、始めましょう。よい言葉を使える人になるために。