それは、『我が家に天使がやってきた』というテーマのお話と詩の朗読会を行うことです。一人でも聞いてくださる方がいれば出向きたい、〈人は本来、誰もが天使を宿す存在である〉というメッセージを人々と分かち合いたい、と願っています。
イエスも仏陀も、または松尾芭蕉や良寛もきっと、目の前の人との出逢いを大事に、語らいながら日々の旅路を歩み続けたことと思います。私の胸にも今、言葉にならない旅への思いが湧いています。
このように考える日々の中で、最近私はある女性写真家と出逢い、彼女がやっている小さな飲食店でお話と朗読会をさせていただけることになりました。
彼女は学生運動が激しい時代に、その使命感から命懸けでシャッターを押した経験のある人です。世代の離れた私に、彼女は「あなたの詩は自分のことだけではなく、障がいのある息子さんのことを書いていたり、いつもお話して良かったと思えるのよ」と言ってくれます。その言葉を心に収め、これから私は御縁のある人々との出逢いを求めて、命のすばらしさを伝える旅を始めます。
では、神様なら最良の選択肢を決めてくれるのでしょうか。それも違う気がします。
神様は、進むべき1歩の候補を示したり、ときには強いシグナルで導いてくださることはありますが、私に代わって進路を決めてしまわれるわけではないと思います。むしろ、神様のメッセージをヒントに、私が決めた進路を自分の意思で歩み始めたとき、一緒に歩き、背中を支えてくださっていると思うのです。選択が私に適していなければ、軌道修正のチャンスを与えたり、あえて一緒に進みながら試練を共に乗り越えたりしてくださる。それが、神様のサポートなのではないかと感じています。
進んでみたり止まってみたり。でもきっと、神様はいつも一緒。今年も良い1歩を重ねていけますように。