ところが、しばらく経つと、退屈し始めたのか、疲れたのか、小さな子供達が、睡魔に襲われ始め、船をこぎ始めました。眠くなった目をしっかりとまばたきで押さえようとする子供もいます。上を向いて口を開いて眠っている子供もいます。小さな子供には、深夜起きているのは無理だったようです。
それで、次の日のクリスマスのお祝い会の時、昨日眠っていた子供達に聞きました。「昨日眠くて大変だったね。」ところが子供達は「ううん、眠いのつらかったけど楽しかったよ。」と、皆楽しそうに眠気と戦う様子を披露してくれたのです。
クリスマス、1年の中で自由に礼拝式に出席し、眠っていたとしても、その特別さが感じられる時を、一緒に過ごすことができた素晴らしい体験。そして、この特別さを教えてくれた子供達への感謝が、今でも私の心に深く刻まれています。