2018年05月15日の心の糧


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愛でる

古川 利雅 神父

今日の心の糧イメージ 花を生けましょ、生けましょ花を。庭に咲いた草花を生けて、玄関先や床の間に飾る。一昔前、こんな光景が良く見られた様に思いますが、慌ただしい今の時代どうでしょうか。

幼稚園では、子供たちが花を生ける機会を設けている園も・・・。頑張った子供たちの作品が、玄関先の下駄箱の上に飾られ、ふと目に入ると、立ち止まり、しばし眺める。

そこには誰の作品かわかる様に名札。子供たちが「見て見て、ぼくの作品。見て私のも。」と言っている様ですね。生けられた草花も「あの子がきれいに生けてくれたんだよ」と。

草花の美しさを眺め、生けた子どもの姿、その心を想う時、子どもたちが、草花と相対しながら、一生懸命に生ける姿も見えてくる、心も伝わってくる様に思います。花を生けたりする中、子どもたちの中に自然を愛する、生きとし生けるものを大切にする、愛でる心が芽生え、育ってゆくのでしょうね。

私たちの周りには、草花、木々、川や海、山や丘など様々な自然のものがありますが、毎日の慌ただしさの中、私たちが気づかず通り過ぎるものも多いのではないでしょうか。立ち止まる時、目を留める時、眺めるとき、愛おしく思う時、その存在や美しさに気づく自分がいて、草花や自然を誰が創ったのだろうと思い、創られた方に想いを馳せることも。

その様な時は、私たちにとって宝物のような時、気付き、出会いになるかも知れません。日常の中で、ふと手を止め、足を止めて、眺める時、過ごす時を大切にしたいですね。たとえほんの少しでも僅か一瞬でも。愛でる心を大切にしながら、持ちながら・・・。

今日の一日が、愛に満ちた一日となります様に。良い日となります様に。