そこには誰の作品かわかる様に名札。子供たちが「見て見て、ぼくの作品。見て私のも。」と言っている様ですね。生けられた草花も「あの子がきれいに生けてくれたんだよ」と。
草花の美しさを眺め、生けた子どもの姿、その心を想う時、子どもたちが、草花と相対しながら、一生懸命に生ける姿も見えてくる、心も伝わってくる様に思います。花を生けたりする中、子どもたちの中に自然を愛する、生きとし生けるものを大切にする、愛でる心が芽生え、育ってゆくのでしょうね。
私たちの周りには、草花、木々、川や海、山や丘など様々な自然のものがありますが、毎日の慌ただしさの中、私たちが気づかず通り過ぎるものも多いのではないでしょうか。立ち止まる時、目を留める時、眺めるとき、愛おしく思う時、その存在や美しさに気づく自分がいて、草花や自然を誰が創ったのだろうと思い、創られた方に想いを馳せることも。
その様な時は、私たちにとって宝物のような時、気付き、出会いになるかも知れません。日常の中で、ふと手を止め、足を止めて、眺める時、過ごす時を大切にしたいですね。たとえほんの少しでも僅か一瞬でも。愛でる心を大切にしながら、持ちながら・・・。
今日の一日が、愛に満ちた一日となります様に。良い日となります様に。