イエス様の誕生は、飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子として、聖書の中で描かれています。救い主が、この様にしてお生れになった訳ですが、現代の私たちにとっては驚く様な誕生ですね。
ふと、イタリア人の神父様が、ご自分が生まれたのは家畜小屋、と仰っておられたのを思い出しました。寒い冬、家で唯一「暖」を取れるのが家畜小屋だったとのこと。それはほんの90年前のこと。誕生を見守り、喜ぶ姿。動物たちの暖かな温もり、人の暖かな心がそこに。
何もない様に思えても、温もりも暖かな心も、必要なものが全てそこにある。その様に考えながら、「誕生」について思いを巡らすと、今までとは違った想いがします。生命の誕生を、新たな眼差し、新たな心で眺めることができるのではないでしょうか。
誕生の喜び、いつまでも大切にできれば嬉しいですね。生命の誕生、全ての生命に思いを馳せながら、イエス様の誕生を、大切な方とともに迎えられてはいかがでしょうか?