成長するにつれて、信仰を得たわたしは、神さまを母親と考えるようにしました。しかし、母親と考えると甘えたい気持ちが起こり、父である神と考えなければ祈ることができないので、困惑しました。
そうこうしているとき、子ども向けの本で、イエスと母のマリアの物語を知りました。そのとき、神さまは、わたしたち母のいない子どもや人々のために、マリア様をお母さんとしてお与えになったことを知りました。そして、そのマリア様は、主イエス・キリストのお母様でもありますので、神の母とも称えられています。
こうした聖母マリア様が、神である父のほかに与えられているわけですから、わたしたちは喜んで、マリア様に甘えることができます。
わたしたちカトリック信者は、神の母、聖マリアをこよなく敬い愛しています。ですから、「アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、主はあなたとともにおられます。あなたは女のうちで祝福され、ご胎内の御子イエスも祝福されています。神の母聖マリア、わたしたちのためにお祈りください」と唱えています。