過去に誰かから傷つけられた体験を持っていたり、逆に、自分自身が他者を傷つけた経験をもっていたりすると、なおさら、初対面で心を通わせることが、ますます億劫になってしまいます。
ところが聖書によれば、イエスという方は、分け隔てなく1人ひとりと接し、躊躇することなく周りの人に手を差し伸べ、当時、社会から「のけ者」にされていた人々と食事まで一緒にした、と記されています。
イエスは私たち1人1人に呼びかけます。「もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。・・・わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。」(ヨハネ15・15~16)
今もこのように呼びかけるイエスは、決して、私たちを裏切りません。また、私たちを傷つけることは決してしません。イエスはいつも私たちと共にいて、いつも自らの心を開き、私たち1人1人を受け入れ続けてくださいます。
時に、友情は壊れやすく、場合によっては傷つけられることもあります。しかしながら、イエスとの友好関係が消滅することは決してないのです。