太陽の光熱のように、神さまは私たちにすべての恵みや賜物などを、溢れるほど与えてくださいます。そして、聖人たちは、神への執り成しの力に優れています。したがって、イエスの母、聖マリアの執り成しは、ほとんどオールマイティーといえるでしょう。そこで、カトリック教会は昔から聖母を称える祈りを特別に大切にしてきました。その祈りは、ルカによる福音書の1章に記述されているように、主の天使が、ナザレのマリアの許に遣わされ、神の御子の御宿りを告げられた出来事に基づいています。西洋の名画「受胎告知」の絵に現されている場面といえば、おわかりになる方も多いかと思います。
「恵みあふれる聖マリア・・・罪深いわたしたちのために、今も死を迎えるときも祈って下さい。アーメン」
聖母のご絵の前で、10歳の私は毎日熱心に祈り、今も祈り続けております。