

私たちの命は神さまによって造られました。人の身体には永遠に生きる霊魂が吹き入れられています。
創世記1章には、「神はご自分にかたどって人を創造された。(中略)男と女に創造された」(1・27)とあります。
一人一人は「神に似せて造られた」のですからどれほど尊い存在なのでしょう。私たち自身にもとらえきれないことです。
また、人間は一人でぽつんと生きているのではなく、何千年も前から多くの人が出会い、命が育まれて「今」があるのです。それは、人がみな家族であり、兄弟であることを示しています。
さて、マタイ福音書を開くとイエス・キリストの系図が出ています。初めて読む人は長々と名前が羅列されていることに驚き、あきれて読むのをやめてしまうことが多いそうです。
しかし、ここは、旧約聖書の時代から、数えきれない人と人とのかかわりの中で聖母マリアさまがお生まれになり、そして、このマリアさまからイエスさまが肉体を受けられたと伝えているのです。イエス・キリストは永遠に存在なさる「神さま」ですが、人間の歴史の中に入り、ダビデ王の子孫として本当に「人」となられたのです。
私たちは誰もが命をつなぐ担い手です。
いま、日本では7人に1人の子供が飢えに苦しんでいると報道されています。
「子ども食堂」や「フードバンク」では、ボランティアが子供たちを支えるために必死になって食材集めに走りまわっています。
自宅で野菜作りをし、寄付も募り、何十人もの子供たちに食事を提供している人もいます。皆さんもお米やお野菜をどこかに寄付なさったことがおありでしょう。
それは神さまが喜ぶ素晴らしいご奉仕です。
子供たちは神さまにとっても、私たちにとっても家族なのですから。