2016年12月31日の心の糧

マザー・テレサ(3)

ハヤット神父

今日の心の糧イメージ 今日は、マザー・テレサが「心のともしび」のテレビ番組でおっしゃった話の最終回をお送りします。

私はマザーに次のようなことを聞きました。「東京の飛行場に着かれた時、あなたはロザリオを握っていましたね、あれはなぜですか」

するとマザーは「私はいつも祈っています。心の中で『神様あなたを信じています。イエスさまあなたを愛しています』と祈り、アヴェ・マリアを繰り返して祈ります」とおっしゃいました。

続いて私が「旅をしている時もですか」と、聞きますと、マザーは、「旅をする時でも、いつも祈っています。そして、できるだけ仕事を祈りにしています。今、こうしていても祈っています。今やっていることはイエス様のために、イエスさまと共にやっているのです」とおっしゃいました。

そこで私は、「どうぞ私たちのために祈ってください。私もあなたのために祈ります。日本中が、たくさんの人々がこのテレビ番組を見ていますが、その人たちがイエスさまを信じることが出来るように、神の恵みが必要です」と言いました。

するとマザーはそれに応えて、「その方々に、祈るように教えてあげてください、祈りによって心が清められます。心の清い人は、神を見ることが出来ます。祈ることによって、信仰の恵が与えられます」とおっしゃいました。

最後に私は、「親切で慈しみ深く歩くあなたに出会った人は、誰でも、前よりももっと気持ちよく明るくなって帰るようになると思います。親切があなたの表情に、眼差しに、微笑みに表れて私たちに光を照らしています。ありがとうございました」と、お礼を言って、番組を終わりました。

どうぞ、良いお正月をお迎えください。

2016年12月30日の心の糧

マザー・テレサ(2)

ハヤット神父

今日の心の糧イメージ 前回に引き続きマザー・テレサが「心のともしび」のテレビ番組でおっしゃった話をお送りします。

私はマザーに次のように尋ねました。「マザーとシスターたちの写真をたくさん見ましたが、こんなに大変なことをやっているのにいつも喜びに満ちているように見えますが、どうして、いつもそれほど幸せなのでしょうか」と。

するとマザーは、「私たちの貧しさが私たちに自由を与えるからです。すべての自由、特に神を愛する自由、貧しい人々を愛する自由、ひたむきな愛に生きる自由があることを喜んでいます」と言われました。

次に私は「日本は大変進歩していて裕福な国です。インドのようにたくさんの貧しい人々はいません。しかし、この国には精神的な貧しさがあると思います」と言いました。

するとマザーは次のようにおっしゃいました。

「私の会のシスターたちは、ニューヨーク、ロンドン、オランダ、ドイツなど、あちこちで働いています。それぞれの場所で、大勢の貧しい人々を見ています。それはただ、食べ物がないというような貧しさよりも、もっとひどい貧しさです。飢えている人には、パンやお米をあげると30分でお腹は満たされます。裸の人や寒さで震えている人に、着るものを与えるとすぐに暖かくなります。でも、孤独な人、見捨てられた人、おびえている人、心の傷ついた人、彼らがそれを忘れるように、また、心の痛みがとれるように、そして笑顔が戻るようにするには大変時間がかかります。そのような貧しさは、もっとも厳しい貧しさだと思います。そして、もう1つの貧しさは、人工中絶です。これは愛を殺すものです。神がご自分で愛するためにお創りになった子供を殺します」とおっしゃったのです。

次回はマザーのお話の最終回です。


1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11