わたしの母は、明治４３年、長崎は浦上のカトリックの家庭で長女として生まれ、それなりの責任を負わされて育ったようです。学校には妹たちをおんぶして行っていたし、上級...

理性と自由意志と愛する心を備えている人間のいのちは、神様からの授かりものです。そして、ほかの人を愛し、ほかの人から愛されるとき、ほんとうの意味で生きていると言え...

小学生の時、"てるてるぼうず"を軒下につるしてワクワクしながら遠足を待ったことを思い出します。わたしたちは、親しい友人と久しぶりに会うというような楽しいことがあ...

命あるものはすべて、死と復活を繰り返しながら生き続けていると言えます。たとえば、落葉樹は、春に新芽を出し、夏に向けて葉を繁らせ成長しますが、秋になると葉を失い、...

わたしが特に尊敬する聖人たちの中から、洗礼のときにいただいた保護の聖人についてお話したいと思います。わたしは誕生日の翌日に洗礼を受けたそうです。洗礼名は、大天使...

わたしたちは、「平和」について考える時、まず「平和」とは戦争のない状態のことだと考えます。それは確かに正しい答えです。今なお世界中で戦争と紛争が起こっており、兵...

わたし自身は聖職者ですから、基本的な任務はすでに規定されています。主に３つあります。まず、神のことばを人々の生き方の指針や糧となるように話すことです。また神から...

誰にも誕生日があるように、キリストにも誕生日があります。世界中で救い主として信じられているキリストは、今から２０００年余り前に、現在のイスラエルのベツレヘムで生...

子どもに限らず大人でも迷子になることがあります。団体で海外旅行をするときなど、みんな一緒に行動しないといけないのに、つい何かに気を取られたり、写真を撮ったりして...

兵庫県のあるカトリック教会の神父が、ミサの準備をしているときに、あの阪神淡路大震災が起こりました。その神父は、恐ろしさのあまり、激しい地震の揺れのため、右に左に...