たまたま入ったお店の人が感じ良かったり、失くしたと思っていた物が突如出てきたり、小さなラッキーな出来事でその日が幸せな一日になることがあります。
反対に、家族と些細なことで言い合いになったり、自ら滑って転んだりして、何か嫌なことがあると、ついていない一日だと思い込み、落ち込んだ気持ちで一日を終えてしまうこともあります。
日々、いろいろな出来事がある中で、自分の「心」をどのような状態で保つかは、私たち一人一人に与えられた無視できない大事な課題であります。
いつも幸せな気分でいたいと誰もが願っていますが、人生は、そう上手くいきません。嫌なことや乗り越えにくいことが、少なからず起きます。そのような中で「心」をいい状態で保つために、まず大切なことは自分が今どのような気持ちになっているのかを客観的に観ることだと思います。
特に嫌な事があった時には、自分の心を外から観て、「イライラしている」「爆発しそうに怒っている」「落ち込んでいる」などと心の状態を言葉にすることです。そして、その気持ちを受けとめ、それを上手く処理することだと思います。「今」「ここ」にある自分を落ち着いて受けとめ、自分を平安な状態に持っていくことができれば、その時に直面している出来事をより円滑に受け入れる事ができるのではないでしょうか。
「幸福は受け入れることにのみ存在しうる」と、イギリスの作家、ジョージ・オーウェルが言っています。これは、難しい事でありますが、何があっても大事な人生の日々を少しでも真の幸せにつなげるために、自分に起きている事をうまく受けとめ、平安な心で、すべてを受け入れられるようしていきたいものです。