誰にでも起こりうる困難やピンチを、どう受けとめるかで、その後は変わっていくようです。
先日、友人から面白いことを聞きました。
友人は、幼い孫と山登りに行くことがあるのですが、孫はよく山道で転んでしまいます。その度に、泣いたりぐずったりするのを見て、友人はこう言ったそうです。
「あのな、良いこと教えたろう。転んだときには、言う言葉があるんやで。よう覚えときや。『ピンチはチャンスや!』おじいちゃんも言うとるんや。○○ちゃんも、言うてみ」
素直に孫は、繰り返しました。
「ピンチはチャンスや!」「そうや!これから転ぶ度に言うんやで」「うん」。それから孫は、転ぶ度に言いました。その後、孫は転んでも泣かなくなったそうです。
ピンチはチャンスと受けとめていると心が強くなります。
ちなみに、別の友人は、辛いときには、童謡「雨降り」の節で、「ピンチピンチ チャンスチャンス ランランラン」と歌って笑うそうです。
私も困難が起これば、いいことが起こるチャンスだと考えるようにしています。
ところで、学校では、子どもたちにほぼ新しいことを学ばせたり新しい技能を習得させたりするために、新しい課題を与えるものです。初めての課題は、子どもにとっては難しいものばかり。けれども一所懸命に取り組んで克服していきます。
同様に、人生という学校では、神様が私たちに様々な困難という課題を与えてくださるような気がします。課題を克服しながら、成長し、いろいろなことができるようになったり、獲得したりしていきました。
この世で自分に起こるすべては、神様が贈ってくださったものであり、きっと善になりうると私は受けとめるようにしています。