そのとき、イエスは弟子たちに言われた。「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。
言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。」
聖霊の続唱(セクエンツィア)「聖霊来てください」
年に1回、復活祭から数えて50日目の聖霊降臨(ペンテコステ)のミサで「聖霊の続唱」(典礼聖歌352番)が歌われます。アレルヤ唱や詠唱に続いて歌われることから続唱と呼ばれるようになりました。歌詞に「光」が繰り返され、「証の力」、「癒す方」など、聖霊の働きを歌った美しい祈りです。
聖霊来てください。あなたの光の輝きで、わたしたちを照らしてください。
貧しい人の父、心の光、証の力を注ぐ方。
やさしい心の友、さわやかな憩い、ゆるぐことのないよりどころ。
苦しむ時の励まし、暑さの安らい、憂いの時の慰め。
恵み溢れる光、信じる者の心を満たす光よ。
あなたの助けがなければ、すべてははかなく消えてゆき、だれも清く生きてはゆけない。
汚れたものを清め、すさみをうるおし、受けた痛手を癒す方。
固い心を和らげ、冷たさを温め、乱れた心を正す方。
あなたのことばを信じてより頼む者に、尊い力を授ける方。
あなたはわたしの支え、恵みの力で、救いの道を歩み続け、終わりなく喜ぶことができますように。
アーメン。 アレルヤ。
聖霊降臨の主日にあたって祈ります。
聖霊来てください。
人類が知恵を出し合い、ウクライナ、パレスチナをはじめ世界各地の争いを終結させ、平和がもたらされますように。地震や災害による苦しみからの癒しが与えられますように。
聖霊来てください。
あなたの恵みの力で、救いの道を歩み続け、終わりなく喜ぶことができますように。 アーメン。
参考:(第一朗読:使徒言行録2・1-11)・(第二朗読:ガラテヤ5・16-25)