2023年12月09日の聖書の言葉

12月10日 待降節第2主日 マルコ1・1-8

 神の子イエス・キリストの福音の初め。
 預言者イザヤの書にこう書いてある。
 「見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、
 あなたの道を準備させよう。
 荒れ野で叫ぶ者の声がする。
 『主の道を整え、
 その道筋をまっすぐにせよ。』」
 そのとおり、洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。ユダヤの全地方とエルサレムの住民は皆、ヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。ヨハネはらくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。彼はこう宣べ伝えた。「わたしよりも優れた方が、後から来られる。わたしは、かがんでその方の履物のひもを解く値打ちもない。わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。」

祈りへの招き

祈りへの招き

「洗礼者ヨハネ」

 6月24日は「洗礼者ヨハネの誕生」の祝日です。教会の祝日として誕生日を祝うのは、イエス・キリスト、聖母マリアと洗礼者ヨハネの3名だけです。旧約最後の預言者であり、イスラム教でもナザレのイエスと並んで預言者として認められている存在です。
 聖母マリアへの受胎告知の場面で、親戚のエリザベトがヨハネを身ごもり「もう六か月になっている」(ルカ・1・36)と天使ガブリエルが語ります。この言葉より、イエス誕生の6か月前に当たる6月24日をヨハネの誕生日と定めたのです。

 「らくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた」。洗礼者ヨハネの服装は、預言者エリヤを彷彿とさせるものです(列王記下1章8節参照)。ヨハネの出現はエリヤの再来と受けとめられていたようです。人々はヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けました。
 ヨハネは水で洗礼を授けますが、あくまでも悔い改め(回心)のためのものであり、後から来られるキリストの洗礼は、聖霊による洗礼であることをヨハネは告げます。

 「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ』」という御言葉を黙想したいと思います。

 私たちの歩んでいる道は荒れ野のような場所かもしれません。荒れ野は試みの場ですが、同時に恵みの場でもあります。悔い改め(回心)によって「この世の力」ではなく「神の力」に頼る生き方に立ち帰ることができますように。
 障害物を取り除き、くねくね道をまっすぐにして、イエス様と共に歩んで行く事ことができますように。アーメン。

(写真:洗礼者ヨハネ教会 地下洞窟 / エン・カレム)

参考:(第一朗読:イザヤ40・1-5、9 -11)・(第二朗読:2ペトロ3・8-14)